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« 愛とか友情とか、そして現実とか・・・ | 泣けたようなそんな気持ち。 »

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« 愛とか友情とか、そして現実とか・・・ | 泣けたようなそんな気持ち。 »

停まっていた時間と、動き出した時。。。

俯いて、こうして、どれだけの時が過ぎたのだろう・・・・・

ザ-・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

謳われるように落ちて来る雨が私を打つ。痛く感じる事は何度でもあった。

でも。

こんなにも痛く感じたことは今まで無かった。此処に来て実感したんだ・・・・棄ててきた想い。

そして思い出。そう考えると途端に私の顔はくしゃくしゃになった気がした・・。


『しょっぱい・・・ぅぅ、・・・』

涙、そんな幾度も流したモノでさえ私の心を擦り減らしてゆくのには十分な痛みへと変わったし、何もかもが霞んで見える。

あの時の私も世界はそう、霞んで視えていた。

『今さら・・・気づいたなんて』

自分で決めた、結局この島に来たって同じだった。何も無い世界。望むものの無い世界。無の世界。

『逃げてきただけじゃなぃ。。。』

お金なら有った。なに不自由しない生活も在った。けれど、何も満たされた私は存在しなかった。

なら、ここに何を求めに来たのか?それがわからない。

そして、今。

深く、深く眼を閉じる、またぽつり・・・ぽつりと・・。

『あの子・・・泣いてないかな・・』

思い出されたのは妹だった。いつもいつも後ろをついて来ては泣いたり笑ったり。

最後に見たのは泣き顔だった。私に向けてのものだった。誰が泣かした・・・?私が泣かしてしまった。

『今さら戻れない・・・』

だけど、進めない。


そんな状態。
そして、そんなことを言ってられる状況でもなくなってきた。斬っても、斬っても、敵、敵、敵。

『暫く安全だと思ったん・・・だけどな、あはは・・・』

沸いて来る敵、キャノンシェルを前に立ち上がろうと足に精一杯力を入れてみるが、出来ない。

あ、れ・・・?意識が遠のいてゆく。

ゆるり、ゆるりと死が近づいていることはどんなに鈍感でも感じ取れる。けれど私はこの時死ぬ事を意識する前に意識が飛んでいた。



憶えていたのは最後に銃声が響いた音だけだった・・・・。












暖かかった、まだ眼を閉じていた。雨・・・じゃ。?

『ぉ、目が覚めたか。よっ』

あれ・・・、この人誰?と言うか何処・・・。

『あの、此処は何処で貴方は誰?』

起きる前は・・・・・
思い出した・・・・キャノンシェルに・・・・

『ぁw名前ね。名は高翔、んでもって此処って行ってもキャンプだけどさ。ちなみにまだ帰れてませんw
今は敵の少ないところにテント張ったから雨はしのげるよ。寝れないけどね敵はいるから。
ぁ、君は寝てても良いから。別に変な事しないから安心しなー。』

『助けて頂いたのは有難うございます。だけど私は・・・今までもこの島で一人だったので何とかなりますから』

そう、ひとりだったし何とか出来た。もし、あのまま殺られていたならそれも運命だったと受け入れてた。
立ち上がろうと思ったが途中、力が抜けこける・・・。

『ぁぅ!・・・・・』
駄目だ、どうしても感情が出てくる。あんな事言ってこけるとか・・・・。

『ぅ、ははは・・・は、まぁ体が言うこと利かない内は無理しない方が、な;』

その人にもとの体勢に戻される。意識が在っても体が殆ど動かない・・・・何より顔を上げ辛かった。

何かかちゃかちゃ始めてるし・・・・料理か・・。

これから、どうするか考える。もしかして私は死に場所でも探していたのか、とふと思う・・・。
確かに受け入れなければならない時だって有る、けど・・・・。

視えていなかった微かな理由。そうは思いたくない訳。
『ぉーぃ、あーん』

ぱく。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?!?!??

『ぉ、素直だな。嫌がるかと思ったw』

この瞬間訳が分からなくなる。

『て、な、なな何やってるんですか!』

『食させてた?』

『要らないですから!!』

もう、それこそ何がなんだか訳が判らなくなりそっぽを向き溜め息をつく。考えが纏まらない内にまた追い打ちを掛ける様にお腹が鳴く・・・・・・・もう、自爆ばっか・・・・・・・・・・・。

『はいはいー、カラダハ正直ですね~お兄さんの言う事訊いてこれを食べなさい~;妹君ョ』

いもうと・・・・。そうだ、こんな所に死ぬ訳には行かないんだ・・・・・・・。

帰らないと。

『とりあえず食べてな~後は好きにしたら良いから・・・・ぉ、素直に食べた』

『状態起こさしたの貴方じゃないですか・・・。』

『ぃゃ、まぁ、そんなんだけど・・・・あーんで食うとは思わなくてw恥ずかしいだろうし』

『それをして来たのだって貴方です!』

カァ~っと顔面熱くなるし・・・・て、熱も出てるんだ・・。

『ま、ぁ何だ。これからどうするつもりなんだ?目的は知らないけどさ。そうそう、妹で反応したっぽいけど何かあったのか?例えだけど自分が妹だとか。ぁ~、別に詮索のつもりは無いから答え無くても問題ないよ;』

鋭いな・・・この人。何と言うかまだ食べさせてくる・・・。
一度俯く、そして口を開けた。

『ぱく、ふぇ!?』

『あれ?食いたかったんじゃないのか~?』

『違います!!貴方が話せって言ったくせに』

『ぁ~そだったそだったw』

笑ってるし、調子が狂うな本当・・・・。今さら目的が見つかった等と切り出せない。

『もう、いいです。貴方は何故この島に?財宝目当てですか??』

彼の顔つきが真明に変化する。そして告げた。

『財宝・・・か。笑っていられる世界を探しに来た・・・って言ったら笑えるだろw?そこに自分が求める宝が在るから此処に来た。ただそれだけ』

初めとは裏腹にニッと、笑って彼はそう答えた。

『ただ、ただ自分が自分で居られる場所を探しに来たってだけだよ・・・・・・ん?そうだ!さっきこの島に来てから一人だって言ってたよな。ならさ、妹になりたいんなら妹になるか??妹になるのが夢だったとかw』

人差し指を立てて愉しそうに言う。何故そう言う理論になるのかが判らないけど、彼なりの気づかいだったのかも知れない・・・。

そんな事知る由も無くもう、なぜだか涙が止まらなくて、けれど面白くて・・・・。もう、やっぱり顔がくしゃくしゃになる。

『あは・・・はははっ・・・もう、どんな理由でそんな無茶苦茶な経緯が出来るんですか』

この島に来て初めて笑った気がする。そして、新たにもう一つ目的を見つけたんだ。

『もう・・・分りました。貴方の妹ですね・・・・私はソラと言います。私も何か見つけ、生きて帰る為に一緒に旅をさせてもらいますからね。お兄さん?』


自分を、誰かを、護れる人になろう。


そう誓ったんだ。


私自身に。


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どうもタカです・w・。昨日ブログ書いていたのですがネット?の調子がおかしく結局落とされ今日最後の日に書くことになりました。

これは、タカとソラの出会いのお話しΣ(・ε・|||)え!
一応タカ視点の方もあるのですが。誘ったのにもやはり、理由が存在します。

まぁ、アレです。視点決めてる方が書きやすい・・・。ラジオ書いてたけど視点限定出来ないとなんだかなーっと文章に纏まりがね・・・;

ま、元々文章力がある訳では無いので視点を限定してる方がマシってはなしです。はい;ヮ;。


にしても・・・昨日何を書いてたか忘れた・・・・・。まさか文が消えるとは思ってなくて、画像UPでおかしいなーとは思ってたのだけれども。

はぅ・・・。

荷造りはもうすぐ完了!多分、明日以降は暫く更新出来ないだろうと思われます・・・。

仮設置で日記も考えたけど携帯だからなぁ・・・・と言うことで却下しました。
全体の文が読み取りづらいので内容がえらいことになりそうと思いまして。明日の早朝辺りにはPCを箱に詰めて持っていく準備をします。

結局、あの日から最後の日までTS出来んかったなぁ・・・。てか・・・・・・・本が重いです!設定資料集や参考に使う漫画や参考書やら・・・・・・・重過ぎます。

とりあえず、コンテは間に合って良かったぁ・・・・暫くご無沙汰だから最後に出しときたいと思ってまして。
また出来たらネカフェからINかブログ書きますw
友人からパスをガードする方法訊いたら案外簡単だったので普通にブログにINしたりも可能みたい・w・

TS出来ない間は絵描いたり、WAやリトバスにカオヘ分を補給しますかwよく音楽聴いてるとむずむずします久しぶりにやりたいなーって(主に気迫)
そう言えばカオス:ヘッドがX箱版で出るけど・・・ギャルゲー化したっぽいね(苦笑)近い部分はあったけど悪魔でノベルゲームだったしね;でも、やっぱり好きだけどねw

知ってる人も居ると思うけど、トリスタのボイスペット、リナリアの声をしている声優さんが主要キャラの中にいます・w・。
初め知った時驚きと嬉しさがありましたね~w

辻あゆみさんであってた筈だけど。最近声優の仕事増えた様でとても嬉しい限りです>ヮ<


さて、そろそろ時間も遅いので書き終わろうと思います。

いつもの返信~

クリちゃんへ→うん、きっと逢えるよ。高翔が名づけたギルド名の意味は此処に集いし空の下で、この世界はたった一つに紡がれている空の下に在るのだから・・・・またこの同じ空の下で集うことが出来る。

あとさwトリスタのサービスが終了するまでは見届けるから大丈夫だよ^^w

うん、想い入れの在る人はやっぱり忘れられないし残るね。だけど自分もそれは揺るぐ事無く待つよwどんな形であったってそれが自分の意思だから。

出会いが有れば別れも・・・別れを否定し続ければ生まれるものも在ったりするんだから不思議だよね人ってw

先輩、か。そんな大それたことは出来てないけど、楽しんでいた。トリックスターの世界が好きだった。

それが一つ言える答えかなw

うんwきっと逢えるよ!

『うん、またね!!』

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